最後の一期生
今日はシュートサインの発売記念イベントに行って来ました。
別現場のライブチケットを入手していたにも関わらず、わざわざそれを手放してまで。
総選挙の投票期間中、私が唯一行ける現場だったから。
みぃちゃんが総選挙に立候補してから早2ヶ月。AKBヲタをやっていれば嫌でも情報が入ってきてしまう。
速報・圏外
正直に言うと、私速報って重視してなくて、毎年1票も入れてないんですよね。だって最終結果が全てだし、みぃちゃんは今更速報で上位に入ったからと言って箱推しを取り込めるような位置にいないし。
速報は、今年で言えばNGTとかSTUとか、若手が少しでも印象付けるためにぶっこむ、ってイメージでした。
でも圏外は予想外でした。
みぃちゃんもSRで言ってたけど、きたりえが92位で呼ばれたときに初めて「これやべぇな」って思いました。私はいつも危機感がなさすぎる。
33位のネクストガールズまで呼ばれた時点で、「これ入ってないわ」って悟りました。恐らくだけどみぃちゃんも。選抜が呼ばれてる間ずっと吹っ切れたような笑顔で、逆に心が痛くなった。
そしてそのあとのSR。
私は何度この子の涙を見て来ただろう。これからどれだけこの子は泣くことになるんだろう。
泣いているみぃちゃんを見て自分も泣きながら、ぼんやりとそんなことを考えていました。ヲタクにできることなんてただひたすら応援することだけ。そんなことは分かりきっていたのにね。
今日はとりあえずみぃちゃんに直接会って「総選挙投票するよ」ってことを言わなきゃって思いで行きました。私の投票数なんて微々たるものだけど、1票が大事なことは私も彼女もよく分かってる。
「総選挙投票するから!」って言ったら「いつも負担をかけさせて申し訳ないです」って。
そんなことないのにね。ヲタクなんて勝手に自分でお金と時間をかけて推しを応援してるだけなのにね。
私はいつもそう思ってる。時間も、お金も、すっごい大切。だってどちらも有限だから。でも、それを「この人に使う」って決めたのは自分自身。
同じCDを何枚も買って、家には未開封のCDがたくさんあって、世間からは「資源の無駄」とか言われて。でも、それでも私は後悔しない。だって、大好きな人に自分の大切な時間とお金を使うのは、楽しい。自分の人生なんだから、自分が楽しいと思うがままに生きたっていいじゃない?それが私にとってはたまたま「アイドルを応援する」ってことだった。ただそれだけ。
今日、相合傘の抽選会で(※ざっくり言うと推しの右手と左手どちらにコインがあるかあてるゲーム。あてると自分の名前入り相合傘カードがもらえる。正直よく分からん)抽選に外れた。
2回やって2回とも右手を選んだら外れて、2回目はみぃちゃんがちょっと残念そうな顔をした。多分、というか絶対深い意味はないってわかっているのに、それを見て泣きそうになってしまった。
私は常日頃からみぃちゃんを神格化しているところがあって、同じ地球上に生きている同じ人間とは思ってない。みぃちゃんは天界に住む女神で、時々下界に遊びに来ているくらいの気持ちで見てる。
でも、残念そうに私を見るみぃちゃんを見て、なんだかふと、みぃちゃんも「普通の女の子なんだ」と思った。私と同じようにご飯を食べて、ツイッターをして、今日はどんな服を着ようか迷っている、普通の女の子。
だけど、その背中にはたくさんのものを抱えている。
その背中に背負っている荷物を、私は少しでも軽くしてあげたい。そんなことはできないってわかってるけど。私はその荷物を持ってあげることはできない。でも、「持ってあげるよ」と声をかけることはできる。
そして彼女はこう言うのだ。「その言葉だけで嬉しい」、と。
これを読んで「この女は峯岸みなみを過大評価している」と思う人もいるかもしれない。「そんなこと言うキャラじゃないだろ」と。でも、そんなことはどうでもいい。私にとって大切なことは、私がみぃちゃんをどう思っているか、ということだけ。
彼女は私を裏切らない。どれだけ迷っても、いつだって、最後は私の進んで欲しいと思う道に進んでくれる。私はそれが嬉しい。
決戦の日まで残り一週間。私にできることは、ただひたすらに票を集めることだけ。
彼女にもう一度「総選挙選抜」という景色を見せるために。
6月17日 涙を流すのは一体誰か。